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米中貿易戦争の勃発を奇貨として、国有企業の整理を断行するタイミングを得たと判断した
中国共産党は、お荷物だったゾンビ企業をバッサバッサと切り捨てる政策に切り替えた。

香港を拠点にするアジアタイムズによると、国有企業の負債総額はGDP(国内総生産)の
159%に達した(2017年末速報)。すでに約2100社の倒産が伝えられた。

ゾンビ企業の名前の通り、生き残りは難しいが死んでもお化けとなる。OECD(経済協力開発機構)報告に従うと、中国における国有企業は約5万1000社、29兆2000億ドル(約3263兆1000億円)の売り上げを誇り、従業員は2000万人以上と見積もられている。

マッキンゼー報告はもっと衝撃的だった。

2007年から14年までの間に、中国の国有企業の負債は3・4兆ドル(約379兆9500億円)から、12兆5000億ドル(約1396兆8750億円)に急膨張していた。